2001-05-11 第151回国会 参議院 本会議 第23号
私ども公明党も、生命、生活、生存を最大限に尊重する人間主義を掲げる中道政治の党として、国民のための改革断行であれば、どんな苦労も惜しまない覚悟であります。 ここで、改革に立ち向かう際に欠かせない二つの視点について伺います。 一つは、改革の方向、つまり目指すべき日本の姿です。
私ども公明党も、生命、生活、生存を最大限に尊重する人間主義を掲げる中道政治の党として、国民のための改革断行であれば、どんな苦労も惜しまない覚悟であります。 ここで、改革に立ち向かう際に欠かせない二つの視点について伺います。 一つは、改革の方向、つまり目指すべき日本の姿です。
人間の安全保障というのは、人間の生活、生存、さらには尊厳に対する脅威への取り組みを強化していこう、そういう考え方でございまして、私ども公明党が中道政治として、生命、生活、生存を最大限に尊重する、そういう人間主義の政治ということを訴えておりますけれども、それを国際的視野で見たときに、この人間の安全保障という考え方も非常に一致する部分があるわけですね。
中道政治とは、端的に言って、生命の尊厳に立脚し、人間を最も大切にする人間主義であります。 また、国際的視野においては、戦争の世紀であった二十世紀から、新世紀を平和の世紀とするために、一国平和主義的生き方を離れ、全人類的視野に立った世界平和主義、相互繁栄主義の立場を標榜してまいりました。
公明党は、切迫した国難ともいうべき危機打開のため、政治の安定と政治本来の任務及び機能回復を図り、かつ日本の構造改革を着実に実現することを目指し、同時に公明党が結党以来掲げてきた人間主義の中道政治前進のため、連立政権参画を決断いたしました。この目的を達成し、できるだけ多くのいい結果を出して、国民の皆様におこたえしてまいりたいと思います。
経済社会を含め、あらゆる面で日本が危機的状況にある今、自民党小渕総理・総裁からの連立政権への参加要請を受け、公明党は、自民か非自民かという政党の側からの論理を乗り越え、中道政治を実現するチャンスと受けとめ、政策合意の上に連立参加を決定したものであり、必ず国民の皆様方の御理解がいただけるものと確信しております。
第三の理由は、世界経済が熾烈な競争原理、市場主義の中で展開され、弱肉強食、優勝劣敗の様相を呈しつつある今、セーフティーネットを確立し、中堅層をも力強くバックアップする中道政治、人間主義の政治が我が国の政治の基軸に据えられるべきものと確信するからであります。
私ども公明党は、結党以来、中道政治を標榜してまいりました。中道とは右と左の真ん中という意味ではありません。中道政治とは道にあたる政治ということであり、生命の尊厳と人間性の尊重に立脚するヒューマニズムの政治であります。 これまで日本の政治において権力奪取のパワーゲームが繰り返されてきましたけれども、権力奪取そのものが目的化された嫌いがあります。
こうして出来上がった政策、政治の世界では耳慣れない「中道政治」「大衆福祉」を掲げながら、政界に新風を送ったのでありました。以来先輩、同僚諸氏と共に地道な実績を積み重ねてまいりました。今や、福祉を語らぬ政党はありません。この誇るべき道程を歩み得た政治家の一人として深い感慨を覚えるものであります。
○坪井一宇君 そうしますと、公明政治連盟、いわゆる公明党の前身のときは社会主義社会を建設するというのが、いつのころから方向転換して中道政治、いわゆる労働者、経営者も含めてどういう形に持っていくのか、その辺はどう認識しておられますか。
顧みますれば、私が本院にはじめて議席を得ました第三十一回総選挙は黒い霧解散と言われ、公明党が中道政治を標榜し、政界浄化、大衆福祉の実現を目指して本院に初挑戦した時であり、わが党が二十五議席を獲得し、今日の多党化時代をもたらした時であります。
人間性を尊重する中道政治の確立、左右の不毛の対立を克服し、国民的合意の第三の解決点を創造する、いいですか。自衛隊合憲と条件つき運用、積極的安保容認、こういうことでいいですか、公明党。
そうするとそのときに北方領土、平和条約でないと結ばないといういまの外務大臣のお話の勢力が崩れていって、そうではない、善隣修好条約でいいじゃないか、こういう、もう大阪、東京では大体中道政治が中心になって知事選挙でも始めたのを見てみますと、大体中道ラインに入ってくる。特に公明党が善隣修好でいいじゃないかというような話をなさっておられますから、その方向にこれから入ってくる。
それから最後にやや政治的な問題に触れまして、「保革伯仲、多党化、中道政治志向等の諸事象に見られるような必ずしも安定していない政治情勢」及び社会的には「国民の価値観をますます多様化させ、紛争を深刻化させていく。また、最近における科学文明の目覚ましい発達は、国民生活に多大な利便を与える反面、騒音、大気汚染、水質汚濁、薬害等の副作用をももたらすこととなった。
五月には同党委員長片山哲が、日本民主党・国民協同党との連立で片山内閣を組織し、中道政治をすすめようとした。しかし、社会主義的政策をとらないことに不満をもつ労働者の運動と社会党内左派の攻撃とによって、同内閣は一九四八年二月総辞職した。
私は口で言うだけでなく、中道政治というのは右に揺れ左に揺れ、激浪に揺すぶられながら貫いていく精神というものがなけりゃだめなんじゃないか。 あのフランスにおけるドゴールは、政治家としてはあなたから見ればずっとマイナスです。しかしながら、ミスターフランスと言われるような、あの日本のいまよりもひどいように小党分立で、政治責任を持つ者がなく、政治家の中に祖国のためにリーダーシップをとり得るやつがない。
そういうことで、こちらかこちらかということになってくると、公明党の言われる中道政治理論というものは、やはり何か二者択一でないんじゃないでしょうか。やはり両方を両立さそうというところに政治の中道がある、私はそういう考えの持ち主でございます。
やはり国民がこれだけ信頼して、この間の選挙でも三百人の支持を与えたというのは、やはり穏当な考えを持って、この政党にたよる以外にないと国民は思って、あれだけの票を与えていただいたのだと私は思うので、つまり民主主議、中道政治を行なう、そういう期待で、極右極左を排撃しているということは、やはり自民党が三百名をいただいた一番大きな理由であるだろうと思うのです。
私らの考える統一は、朝鮮はやはり中立化し、そして中道政治を指向する、そういう統一でなければ朝鮮の統一はあり得ない、こう確信を持っております。在日同胞が今日まで九年間相争った醜い態度を清算して、ほんとうに冷静になって祖国がどうあるべきか。李政権がどうあろう、金政権がどうあろう、そういうことじゃなしに、われわれ民族の将来がどうあるべきか、こういう方向に向って統一していく以外に道はないでしょう。
そういう次第でありまするから、もし二大政党の対立で、近ごろよく申しております公共の広場――これは河野密君が使っておりましたが、この公共の広場という、いわゆる国民の福祉という一つの、何と申しますか、中道政治の広場を打ち立てるということに二大政党が目ざめてこなければだめで、今日までのように闘争だけで二大政党が対立するということになりますれば、もう国民はまっ二つに割れてしまう。
これに対処せられ、しかも中道政治をたくましく打立てられ、中道政治の意味が今日巷間に流布されておりますところの考え方とは違つておつて、当時の最も客観的妥当性を含んでおる政治イデオロギーの中核であるこの修正資本主義ないしは中道政治の指揮者としての犬養大臣の姿は、かつてヨーロツパの十九世紀に見たような民主主義の情熱が、大衆の一人々々の胸の奥底を焼き尽しておつたのであります。
また、アメリカがヨーロツパにおいて今日まで保守派を利用して打立てて参りました中道政治については、フランスですでに敗れ、イタリアで敗れ、西ドイツにおいてもまさに敗れる必至の情勢にあるのでありまして、今やアメリカがとつて来た力の世界政策は、世界から孤立する危険にさえ直面をいたしているのであります。(拍手) 吉田首相は、こうした世界情勢をいかに把握されておるか。